基本訓練と現場経験を基にした深い学び
本日のトレーニングは、流水救助の基本技術を中心に進められましたが、台湾消防が現場から得た知見と検証を重ねた洗練された技術が盛り込まれ、とても深い学びのある内容となりました。
基本訓練の内容
午前中は以下の内容に取り組みました。
これらは日本で行われているSwift Water Rescueの基礎技術に、台湾消防の経験と独自の検証結果を加えたもので、より高度で実践的な訓練となりました。
「体験」から「経験」へ
午後の訓練では、以下のような体験型の実践訓練を行いました。
小隊で水圧の変動を経験し、水流に関する理解を深めました。
自ら激流に流されることで、危険ポイントの把握や安全な場所への避難方法を学びました。
これらの訓練は危険を伴うものですが、「体験」を「経験」に変えるため、繰り返し行い、身体に技術を染み込ませました。安心して訓練に挑めたのも、台湾チームの15名のエキスパートが配置された安全管理体制があってのことです。
台湾消防から学んだこと
台湾消防士たちは、訓練環境が整っているから訓練を行うのではありません。いつ発生するかわからない災害に全力で向き合う姿勢があるからこそ、ここまで確立した救助技術を培い、消防士全員が共通認識を持てる教育システムを構築できたのだと感じました。
訓練に終わりなし
「訓練に終わりなし」という言葉を胸に、台湾での研修が進むたびにその意義と学びの深さを再確認しています。これからも一歩ずつ成長し続けることを誓います。
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