「近代消防」11月号、「Jレスキュー」11月号に掲載
本年6月に開催された「台日急流救助交流訓練会」の活動報告が、消防関連雑誌「近代消防」11月号および「Jレスキュー」11月号に掲載されました。この交流訓練会は、GRIMP JAPANが主催し、台湾内政部消防署の全面協力を得て実施された国際交流事業です。
交流訓練会の概要
今回の交流事業は昨年のロープレスキュー研修に続く2回目の試みで、21名の消防士が日本各地から参加しました。舞台は台湾南東部の広大な河川で、8日間にわたり実施された訓練では、多くの貴重な経験が得られました。その詳細は、フルカラーで丁寧にまとめられていますので、ぜひ手に取ってお読みください。
高知県でのフィードバック訓練会
交流訓練会の成果を共有するため、9月19日・20日の二日間にわたり、高知県嶺北地区の吉野川流域でフィードバック訓練会が開催されました。この訓練会には、高知県内外から消防、警察、海上保安庁の職員を含む総勢41名が参加。参加者は一泊二日で寝食を共にしながら、急流救助の技術を共有し、実践的な訓練を行いました。
フィードバック訓練会の報告(ACTIVE KOCHI・氏原氏より)
高知市消防局の氏原氏は、台湾での交流訓練会について次のように振り返っています。
「台湾での急流救助交流訓練会では、日本では体験できない大スケールの訓練を行い、国際的な交流や日本チームのメンバーとの出会いなど、全てがかけがえのない経験となりました。この経験を多くの仲間に伝えたいと強く思い帰国しましたが、自分一人ではどうすることもできず、悩む日々が続いていました。
そんな中、高知県内の嶺北広域行政事務組合消防本部の小笠原さんや、勉強団体『RESCUER龍馬会』の方々に出会い、協力を得て、訓練会の計画が一気に進展しました。今回の訓練会では、県内外の組織を超えた多くの参加者が集まり、寝食を共にすることで、絆が深まっていく様子を目の当たりにしました。
最後の想定訓練では、初めて出会ったばかりとは思えないほどのチームワークを発揮する姿に感動しました。台湾で得た経験が、このような形で繋がりを呼び、さらに多くの人々と共有できたことに大きな喜びを感じています。
GRIMP JAPANが飛ばした『赤い風船』🎈が、これからも日本各地で広がっていくことを心から楽しみにしています。」
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