ビルや工場、地下道、山 岳、渓谷、崖、閉所などロープの補助がなくては作業が難しい場所や、鉄塔や洞窟のような足場が不安定で高低差がある場所など、あらゆる状況下で発生した事故に対してロープを使用した安全、確実、迅速に実施できる救助手法のことをいいます。

ロープレスキューは、ヘリや車が進入できないような場所において高度な救助活動を実現できます。
どのような環境下でも、安全で的確に救助活動を行える国際標準の技術として世界では広く運用されている救助技術です。

日本では昭和50年頃に作られたロープ救助の手法が現在も基準となる技術として運用されています。
世界では、時代の進化とともにより安全な活動へと定期的なアップデートが続いており、現在、世界の先進諸国の中で古くから日本で行われているロープ救助の活動を行なっている国はありません。

私たちは、災害救助のプロとして、有事の際に真に『助けに来てもらいたい消防士』でありたいと思い、より安全で高度な救助技術の習得と普及に励んでいます。