効果確認テストと夜間訓練で高まる団結力
スリランカでのロープレスキュー講習もいよいよクライマックス。5日目となるこの日は、これまでの訓練成果を確認する効果確認テストと、唯一の夜間実技訓練が実施されました。受講者にとっては挑戦の日であり、インストラクターにとってもその努力が報われるかどうかを確かめる大切な1日となりました。
効果確認テスト:全員合格の喜び
テストは、個人スキルからチームレスキューまで全必須項目を対象に行われました。緊張の中、手技を確認しながら次々と課題をクリアしていく受講者たち。会場全体には真剣な空気が漂いました。
そして結果は……全員合格!🎉
拍手と歓喜の声が会場に響き渡り、受講者もインストラクターも互いの努力と成果を称え合いました。この瞬間、5日間の訓練が一つの成果として結実しました。
夜間実技訓練:仲間との絆を深める600mの挑戦
効果確認テストの後、講習カリキュラム唯一の夜間実技訓練が行われました。薄暗い川辺でラフトボートに乗り込み、600m先の対岸を目指してパドリング。対岸に着いた頃には完全に暗闇となり、互いの姿も見えない状況に。
ここからが本番です。スタート地点までの600mをディフェンシブスイムで泳いで戻るという課題が待ち受けていました。
不安や恐怖を感じる受講者もいましたが、心を落ち着かせるために全員で円陣を組み、スリランカの歌を大合唱。歌い終えた時には、仲間の存在を感じ、不安は払拭されていました。
チームで掛け声や歌を交えながら助け合い、無事に全チームがゴールへ到達。この試練を乗り越えた受講者たちの表情には、達成感と自信が満ち溢れていました。
クライマックス:キャンプファイヤーで想いを共有
ゴール後はキャンプファイヤー🔥を囲み、各チームやインストラクターが歌やメッセージでこの訓練への想いを共有しました。受講者だけでなく、ロジスティックの現地スタッフも交え、仲間を助ける気持ちや、訓練を通じて感じたことを語り合う温かなひとときとなりました。
篤き心が原動力となる
この日改めて感じたのは、レスキューテクニックだけでなく、「仲間を助け、人を救う」という篤い気持ちの大切さです。GRIMP JAPANが掲げる理念、「篤き心は全ての原動力となる」は、国境や言葉を超えて共通の想いであることを実感した夜でした。
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