埼玉県で初のロープレスキュー共有会が開催

世界トップレベルの技術を学ぶ機会に

令和5年9月17日、埼玉県のロープレスキューチーム「SRAT」が事務局となり、世界トップレベルの技術を誇る「JAPAN WEST 9PM(JW9PM)」を招いて、埼玉県初のロープレスキュー共有会が開催されました。この共有会は、関東近郊のロープレスキューチームが一堂に会し、技術の共有と交流を深める機会となりました。

参加チームと活動内容

共有会には、「H3R」(平成3年生まれのメンバーで構成)、「GRIMP KANAGAWA」(神奈川県)など、関東近郊のチームが参加。これらのチームは、「JW9PM」と「SRAT」を含めた混成チームを結成し、その場で提示された想定に基づき、3チーム同時にスタートする形式で訓練を行いました。

訓練では、救助技術の「安全性」「確実性」「迅速性」を共有することに重点が置かれ、特に「JW9PM」のシンプルでベーシックなアプローチは、参加者にとって大いに参考となりました。また、「H3R」と「GRIMP KANAGAWA」の混成チームによるスムーズな意思疎通は、ロープレスキューへの共通認識が広がっていることを感じさせるものでした。

初の「JW9PM」の関東披露

「JW9PM」の技術が関東で披露されるのは今回が初めてであり、多くの見学者が集まりました。参加者は各チームの手技を熱心に観察し、訓練後のフィードバックでは、少しでも多くの知識を吸収しようとする積極的な姿勢が見られました。

今後の展望

今回の共有会は、全国的に標準化が進むロープレスキュー技術が、関東においてもさらなる発展を遂げることを期待させる内容でした。今後もこのような活動を継続し、活動隊員および要救助者にとって安全かつ確実な救助技術の確立を目指します。

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