GRIMP JAPAN 2025閉幕 世界が丸亀に集った3日間

世界中のロープレスキューの情熱と技術が集結した、夢のような3日間が幕を閉じました。

世界規模のスケールと多様な事故想定で開催された「GRIMP JAPAN 2025」には、見学者を含め延べ約3000人が来場。北海道から沖縄、さらには北米、ヨーロッパ、アジアなど、世界各地から香川県丸亀市に集まりました。

ロープレスキューにおける安全性、確実性、そしてあらゆる状況に対応するための多様性。それらを国境を越えて共有できた3日間は、私たちにとってかけがえのない時間となりました。

総務省消防庁の後援を受け、多くの出場チームが所属消防本部名を掲げて出場し、オレンジの隊服で挑んだチームもありました。日本のロープレスキューが確実に進化し、新たなフェーズへと移行していることを実感できる大会となりました。

競技は世界トップレベルの難易度を誇り、過酷な想定が次々と課されましたが、全体で86%の想定が救出完了。さらに、すべての想定を達成したチームが二24チーム中10チームにのぼったことは、「人を助けることは簡単ではない」という原点を思い起こさせると同時に、日本のロープレスキューの技術の高さと着実な成長を強く印象づけるものでした。

この大会の開催にあたり、約半年にわたって丸亀市に通い続け、表に立つことなく支えてくれたボランティアスタッフの皆さま。困難な課題に立ち向かい、全力を尽くした挑戦者たち。国内外から足を運び、熱いまなざしで見守ってくださった見学者の皆さま。大会翌日、スタッフも出場チームも垣根なく力を合わせて撤収作業にあたってくれた皆さま。

GRIMP JAPANは「挑戦の場」であると同時に、「支え合う場」でもある。
そのことを体現してくれた、すべての方々に心より感謝申し上げます。

ロープレスキューの未来を信じて、赤い風船に乗ってくださった皆さまへ――
本当にありがとうございました。

🎈You go! We go!🎈

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